カンボジアのアンコールの遺跡群で今、「保全」と「人権」の対立構造の問題が起きている。ニュースによれば、ことの発端は、先日開催されたアンコール国際調整委員会(ICC)の会議で、遺跡の現状について「不法占拠者の集落でごみ問題…
2023年12月
【動物のうんち💩のコーヒーはなんでこんなに高いのか? 片岡の世界遺産最新ニュース138】
インドネシアのジャコウネコの糞のコーヒーである「コピ・ルアク」は有名だが、今や象や鳥、猿までと広がりを見せている。特にゾウのものは、ブラック・アイボリーと呼ばれ、その希少性から450gで約22万円するという。しかし、高価…
【片岡の予想は次の世界遺産暫定リスト入りする有力候補はこれだ! 片岡の世界遺産最新ニュース138】
一昨年、昨年と2年続けて現地の物件並びに、世界遺産推進室を訪問、取材、調査をしてきて、文化庁の世界遺産暫定一覧表候補の文化資産カテゴリーⅠに記載されている「阿蘇-火山との共生とその文化的景観」が次世代の世界遺産暫定リスト…
【2026年の日本の無形文化遺産候補はこれ❣ 片岡の世界遺産最新ニュース137】
来年の無形文化遺産の候補は、日本酒や焼酎、泡盛などの「伝統的酒造り」が審査される予定。 登録件数の多い日本の候補の審査は2年に1回に制限されているため、来年の新規物件はない。が、すでに登録されている物件の追加申請は試験的…
【前例のないモザイク画が発見? 片岡の世界遺産最新ニュース136】
ローマの円形闘技場「コロッセオ」の近くでの2000年以上前の邸宅跡から、貝殻、大理石、ガラスを使った「前例のない」モザイクの壁画が見つかったそうです。記事によれば、モザイク画は海を進む3隻の大型船、塔、ポルチコ(柱列)が…
【ついに世界遺産準1級公式テキスト発売❣ 片岡の世界遺産最新ニュース135】
世界遺産検定2級と1級はけっこうギャップがあることは、随分前から言われましたが、そのギャップを埋めるのに、準1級が誕生しました。難関1級試験は2級合格しないと受験資格がないので、1級受検前のステップアップにはいいかもしれ…
【世界遺産登録から30年の屋久島の課題と苦悩 片岡の世界遺産最新ニュース134】
世界遺産に登録されると、キャパ以上の観光客数が押し寄せる、いわゆるオーバーツーリズムが起こる。しかし、ブームが去ると一気に観光客数が減り、それはそれでまた問題。世界遺産の観光と保全の優等生の屋久島も、まだまだ模索中。屋久…
【アフリカ象に何が起こった?迫る絶滅の危機⁉ 片岡の世界遺産最新ニュース133】
アフリカ南部のボツワナ共和国のオカバンゴ・デルタで、アフリカ象が謎の原因で大量死が続いています。このままでは絶滅の危機に向かう恐れがあると、警鐘を鳴らす専門家もいます。 詳しくはナショナルジオグラフィックより #オカバン…
【無形文化遺産物件保有数No2の国はどこ? 片岡の世界遺産最新ニュース132】
今月、ボツワナで行われた無形文化遺産保護条約政府間委員会が開かれました。かつて日本は無形文化遺産保有物件数は世界第2位だったのですが、今やそれは昔。通常1国1件しか申請できないのですが、共同申請で4件登録され、No2なっ…
【ベネチアの運河の水の色はなぜ緑色に染まったのか? 片岡の世界遺産最新ニュース131】
NEWSよると、ベネチアの名所として知られるリアルト橋の下を流れる運河が緑色に染まっているそうです。その原因ははっきりとしていて、環境保護団体が気候変動危機に対する国際的な取り組みが足りていないなどと抗議して運河に染料を…